1.迅速な言語習得のための7つの行動
前回、クリス・ロンズデール(Chris Lonsdale)氏の
「迅速な言語習得のための5つの原則」
をご紹介しました。
今回は、同じビデオの中の後半部分、
クリス・ロンズデール(Chris Lonsdale)氏の
「迅速な言語習得のための7つの行動」
をご紹介しましょう。
前回と同じく、自分なりに納得できるところを紹介しているので、
我輩ごときが、畏(おそ)れ多いのは承知で、
分からないところは、分からないと、
書きますね。
(1)たくさん聞こう!
いきなりなんですけど、
我輩、ここは混乱してます。
この部分で、クリス・ロンズデール(Chris Lonsdale)氏は、
意味が分かろうと分かるまいと、とにかく聞きまくろう。
脳を外国語漬けにするんだ。
と、おっしゃってます。↓(Soaking = 浸すこと)
でも、同じビデオの前半部分で、
才能は関係ない。
留学や移住とか、
その外国語に浸る必要もない。
と、おっしゃてます。↓
「Immersion per se」
ってのは、イタリア語で、
英訳すると、
「Immersion in itself」で
浸(ひた)ることみたい
「溺(おぼ)れてる人は、泳ぎを覚える暇(ひま)もない」
(だから、外国語に浸っても、外国語をマスターできるわけではない)
とまで、おっしゃてます。↓
でも、同じビデオの後半部分、「迅速な言語習得のための7つの行動」の
第1行動として、
意味が分かろうと分かるまいと、とにかく聞きまくろう。
脳を外国語漬けにするんだ。
と、おっしゃてるんだよなぁ~。
このクリス・ロンズデール(Chris Lonsdale)氏、
ビデオ見てて思うのは、
とてもエネルギッシュで、
話すのも早いし、
あんまり細かいことにこだわらないで、
グイグイ進んで行くタイプの人みたい。
だから、こちら聞く方も、
あんまり細かいこと気にしないで、
氏の言いたいことのエッセンスを
自分なりに咀嚼(そしゃく)しないといけないんだろうなぁ。
それで、自分なりに理解しようと思うんだけど、
結局、
「意識して、聞く」
事だと思うんだ。
クリス・ロンズデール(Chris Lonsdale)氏は
「意味が分かろうと分かるまいと、聞くべきだ」
と、ビデオのこの部分では、おっしゃてるんだけど、
我輩的に、
「出来るだけ意味を理解しようと集中しながら、たくさん聞こう」
と思う。
我輩が中学生の頃、40年以上前のことだけど、
海外の放送局を聞くBCL(Broadcasting Listening)ていうのが
流行(はや)ったんだけど
我輩も親に短波ラジオを買ってもらって、
中国語やら、ロシア語やら
(かつての共産国の宣伝放送がやたら強く受信できた)
ワケも分からず聞いてたけど、
結局ワケが分からないままだった。
意味が分からないまま、たくさん聞いても、意味は無いと思う。
(2)単語よりも、まず、全体の意味に注意しよう
相手が何言ってるのか、
怒ってるのか、なんかくれるのか、なんかよこせと言ってるのか、
その辺を先に把握せよ、
ということやと思う。
クリス・ロンズデール(Chris Lonsdale)氏は
ボディーランゲージも大事やぞ。
とも言ってます。↓
そして、我輩的には、
なんか、ちょっと唐突なんだけど、
自分の既に知ってる知識を組み合わせろ。
北京語と広東語を知ってたら、
ベトナム語を60%理解できるぞ。
なぜなら、
ベトナム語は北京語30%と広東語30%から出来てるからだ。
↓
ビデオの中で、クリス・ロンズデール(Chris Lonsdale)氏は
「ベトナム語60%=北京語30%+広東語30%」
とおっしゃってて、
その計算がどういうことなのか、我輩は戸惑ってしまうのだけれども、
ともかく、「自分の持ってる知識を総動員しろ」
ということなんだと思う。
(3)混ぜろ!ミックスせよ!
みんな、あんまり知らないみたいだけど、
10個の動詞と、
10個の名詞と、
10個の形容詞を知ってたら、
1000通りの表現が出来るんだぞ。
↓
いや、そりゃ、
中国語ならば、時制や格変化で単語が変化しないから、
そうかも知れないけど、
セルビア語やロシア語などのスラブ語は、
そういうワケに行かないんだって!
でも、まぁ、友好的な雰囲気の中であれば、
最低、自分の言いたいことは何とか分かってもらえるかも。
「食べる、魚、大きい」
「行く、ベオグラード、朝早く」
みたいな文なら作れるよね、確かに。
でも、やっぱり、もっと普通な文章をしゃべりたいなぁ~(笑)。
でも、こんなブロークンな文章でも、最初はイイか!(笑)
(4)核となる単語に注目せよ
英語は、
1000語覚えたら、85%理解できるし、
3000語覚えたら、98%理解できるぞ。
3000語でイイんだ。
↓
まずは、1000語かぁ~(遠い目)。
英語や中国語みたいに、
わりと文法が簡単な言語ならそうかも知れない。
でも、
セルビア語やロシア語みたいに、
時制や格による変化が多い言語では、
文法の理解も必要になってくるよね。
(さらに遠い目)
(4-1)狙った言語の勉強 第1週目 道具箱
「これは、何?」
「なんて言うの?」
「分かりません」
みたいな表現を、まず覚えて使おう。
↓
(4-2)狙った言語の勉強 第2~3週目 代名詞とよく使う動詞と形容詞
2週目からは、
「あなた」、「あれ」、「私」、「あげる」、「熱い」
みたいな、代名詞とよく使う動詞と形容詞を覚えるといい。
↓
(4-3)狙った言語の勉強 第4週目 文章をつなげる単語を覚えよう
その後、
「けれども」、「そして」、「だから」、
みたいな、文章と文章をつなげる言葉を覚えるんだ。
そうすれば、もっと複雑な文章が出来るし、
それが、「会話」ということなんだ。
↓
(5)狙った言語の「親」を見つけよう
これは、つまり、子供が言葉を覚えていく過程で、
親が言葉を優しく教えてくれるように、
自分が新しい言葉を覚えていく過程で、
優しく教えてくれる親みたいな人を探せという事。
これ、分かる!
これ、大事!
でも、
「親」みたいに優しく教えてくれる人を見つけるのが
難しいんだよなぁ~...。
もし、見つける事が出来たら、あなたの新しい外国語は、
ドンドン進歩しますよ、ホント!
たとえば、オンライン英会話スクールでも、
相性の合う先生を見つけるのは難しい。
我輩の場合、オンライン英会話スクールで
セルビア人先生見つけて、
セルビア語を英語で習ってるんだけど、
我輩と相性の良い先生は、
我輩が拙(つたな)いセルビア語で何とかしゃべろうとしてるときに、
辛抱強く待ってくれる先生。
逆に、我輩と相性の合わない先生は、
我輩が何とかセルビア語でしゃべろうとしてるときに、
我慢しきれなくて英語で先回りしちゃう先生。
我輩にしゃべらせてくれないんだよなぁ~。
我輩は、DMM英会話で、セルビア語習ってますが、
幸い、今は良い先生に恵まれてます。
でも、いつまでも、その先生に教えてもらえるとは限らないので、
その先生に教えてもらえる間は一所懸命勉強して、
その先生が居なくなっても困らないように、
常にアンテナを張っておく必要はあると思います。
実際、DMM英会話には
5年ほどお世話になってるのですが(2018年9月現在)、
これまでも、ステュワーデスになったり、学校の先生になったり、
我輩には良い先生だったのですが、
転職されていく先生もたくさん居られました。
良い「親」の条件は次の通りだ。
● あなたの言ってることを理解しようとしてくれる人
● あなたの間違いを正そうなどとしない人
● 正しい表現で、あなたの言ってることを確認してくれる人
● あなたの知ってる言葉で言ってくれる人
↓
↑こんなん、最高の先生ですやん!
こんな先生、なかなか見つかりまへんで!
(6)顔を真似よ
これは、発音の練習やね。
文法は簡単だけど、
発音が難しい中国語ならではアドバイスやと思います。
日本人なら、
「L(エル)」と「R(アール)」の区別、
「三(サン。発音記号のこと知らないけど、sanみたいな感じ)」と
「三階(サンガイ。sangiかな)」と
「三枚(サンマイ。samaiかな)」の
区別みたいなことやね。
「発音できる言葉、話せる単語は、聞き取れる」
らしいから、
顔の表情を真似て、発音をモノにすることは大切やと思うね。
せやから、音声だけじゃなくて、先生の顔も見える、
Skype(スカイプ)みたいなソフトを使うオンラインスクールはイイと思う。
出来るだけ先生の顔は見て、授業を受けることをおススメします。
一度だけだけど、
画像を切って、授業とは関係の無いことをしようとした先生が居ました。
我輩、DMM英会話は大好きで、
イイ先生もたくさんいるけど、
相性の合わない先生もいるのは事実です。
(7)ダイレクトにイメージせよ
これは、
↑を見て
「火」と思ってから、「Fire」とイメージするんじゃなくて、
↑を見て、
同時に、「火」とも「Fire」とも、イメージせよ、
ということやね。
クリス・ロンズデール氏のビデオの中のスクリーンでは、
↑ これ、「Fire」の道に比べて、「火」の道がえらく細いでしょ。
こうじゃなくて、
↑「Fire」も「火」も、同じ太さの道にしましょう、
って、説明してる。
2.まとめ
以上、まとめてみると、
クリス・ロンズデール氏は、次に掲げる
5つの原則、
7つのアクションを
実行することにより、
だれでも6か月で二つ目の言語をしゃべれるようになると、
力説されてます。
この人、ホント、エネルギッシュ!
(1)迅速な言語習得のための5つの原則
1.自分に関係のある事柄に集中する事
Principle #1 Focus on language content that is relevant to you.
2.第1日目から新しい言語をコミュニケーションのツールとして使う事
Principle #2 Use your New Language as a Tool to Communicative… From Day 1
3.意味が分かったら、もうあなたは知らず知らずのうちに言葉を獲得してるよ
Principle #3 When you first understand the message, you will unconsciously acquire the Language!!
4.語学の学習は、知識じゃなくて、生理的なトレーニング
Principle #4 Physiological Training
5.心理的・生理的状態に注意!
Principle #5 Psycho-physiological STATE Matters!
(2)迅速な言語習得のための7つの行動
1.たくさん聞こう!
Action #1 Listen A LOT!
2.単語よりも、まず、全体の意味に注意しよう
Action #2 Focus on getting the meaning FIRST
(before the words)
3.混ぜろ!ミックスせよ!
Action #3 Start Mixing!
4.核となる単語に注目せよ
Action #4 Focus on the Core
5.狙った言語の「親」を見つけよう!
Action #5 Get a Language Parent
6.顔を真似よ
Action #6 Copy the Face
7.ダイレクトにイメージせよ
Action #7 “Direct Connect” to Mental Images
(3)最後に
まず、続ける事が大前提だけど、
続けるだけじゃダメ。
20年以上司法試験に挑戦して、
結局ダメだった我輩が言うのだから、
続けるだけじゃダメなのは、
間違いありません!(笑)
努力を続けながらも、
情報を集めて、
常に自分に合った更に良い方法を工夫をしていかなきゃ。
このクリス・ロンズデール(Chris Lonsdale)氏の
「だれでも6ヶ月で二つ目の言語を習得できる
5つの原則、7つの行動」
の紹介が
みなさんの何かのヒントになれば、
こんな嬉しいことはありません。
我輩がご紹介したYouTubeのビデオは
こちらです↓
日本国内で、
外国語を実際に話す練習をするのは
オンライン英会話スクールがオススメです。
我輩は、
DMM英会話とネイティブキャンプを
もっとも使ってきました。
DMM英会話も、ネイティブキャンプも、
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それぞれの特徴をご紹介したのが
こちらの記事です↓
それでは、また。
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みなさんにもイイ事がイッパイありますように!
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