ボスニア内戦を描いた映画「In the land of blood and honey」

IN THE LAND OF BLOOD AND HONEY 映画
IN THE LAND OF BLOOD AND HONEY

Angelina Jolie(アンジェリーナ・ジョリー)の初監督作品。
Bosnia and Herzegovina (Croatian title)では、
「U zemlji krvi i meda」
と言うタイトル。
Wikipediaによれば、
制作費13,000,000ドルに対し、
興行収入1,100,000ドル。
15億円近くお金かけて、
興行収入約1億2千万円て、
大赤字やん!↓

In the Land of Blood and Honey - Wikipedia

IMDb(インターネット・ムービー・データベース)の
評価は10.0段階中4.4(2019年4月15日現在)。↓

In the Land of Blood and Honey (2011) ⭐ 4.7 | Drama, Romance, War
2h 7m | R15+

賛否両論に分かれる映画なのかも知れない。
我輩的には、良い映画だと思う。
どうして、こんなに評価が低いのか、
理解に苦しむ。
アンジェリーナ・ジョリーが脚本を書き、監督している。
実際にボスニア内戦を経験した俳優を起用し、
彼ら、彼女らの体験をどんどん映画の中に取り込んでいる。

興行収入は、製作費の10分の1にも満たず、
興行的には完全に失敗である。
エンターテインメント映画ではないので
やむを得ないのかも知れないが、
もっと世界中の人に見てもらいたい。

レイプシーンが何度かあり、
見るに堪えない人も居るだろうが、
女性監督が、女性の視点で、
撮っており、
戦争地域での女性の扱われ方を
考えさせられる。

どんな良い映画でも、上げ足を取ろうと思えば、
いくらでも書ける。
我輩は、批判を書くのは好きではない。
それでも、
あえて、この映画の批判を書くとすれば、
戦争地域で、
奴隷のような状況にある女性たちが、
やせ細っていない。
精神的なストレスはもちろん、
肉体的・衛生的な環境も劣悪なはずであるから、
もっと健康状態は悪いはずである。

映画の結末についても
賛否両論あろう。

セルビア兵が赤ん坊を殺した。
セルビア兵が憎い。
セルビア人が憎い。

ムスリム兵が家族を皆殺しにした。
ムスリム兵が憎い。
ムスリムが憎い。

けれど、今、自分の目の前にいる人が
セルビア人の場合、
ムスリム(ボシュニャク人)の場合、
その人も悪い人なのか?

セルビアの人からは、
「不公平な映画だ」
と言う声がある。
たしかに、この映画の中では、
セルビア側が悪者だ。
アメリカを含む西側諸国からの見方としては
そうなるのかも知れない。
実際にNATOはセルビアを空爆している。

我輩としては、
どちらが正しいとか悪いとか言うよりも、
こんなバカげた現実があるのだ、
人間は時として、本当に大バカ者になる、
という事実を、
伝えてくれてることに感謝したい。

観る価値のある映画だと、
我輩は思う。

監督Angelina Jolie、
ステキだと思う。


YoutubeにFull Movieがあったので、貼っときます↓

それでは、また。

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