アルメニアで「無血革命」が２か月前（２０１８年５月）にあったって、知ってた？　政治腐敗度指数

オンライン英会話のネイティブキャンプで
先生を探してたら、アルメニアの先生がいた。
19歳の男性。
「アルバニア」は知ってるけど、
「アルメニア」って、どこだっけ？　どんな国だろう？
と思って、早速レッスンを受けてみました。

[voice icon=”https://itsok123.com/serbia/wp-content/uploads/P7180798.jpg” name=”我輩” type=”r”]こんにちは。我輩の名前はケイイチ。ケイと呼んでくれ。どうぞよろしく。[/voice]

[voice icon=”https://itsok123.com/serbia/wp-content/uploads/548200.jpg” name=”カチョー” type=”l”]こんにちは。俺は、カチャーター。カチョーと呼んでくれ。[/voice]

課長、もとい、カチョーは19歳とネイティブキャンプのホームページには
書いてあったけど、全然19歳には見えない。

[voice icon=”https://itsok123.com/serbia/wp-content/uploads/P7180798.jpg” name=”我輩” type=”r”]早速なんだけど、カチョー。カチョーは、アルメニア人なの？[/voice]

[voice icon=”https://itsok123.com/serbia/wp-content/uploads/548200.jpg” name=”カチョー” type=”l”]そうだよ。[/voice]

[voice icon=”https://itsok123.com/serbia/wp-content/uploads/P7180798.jpg” name=”我輩” type=”r”]カッチョイイなぁ～。ところで、アルメニアって、どんな国？[/voice]

[voice icon=”https://itsok123.com/serbia/wp-content/uploads/548200.jpg” name=”カチョー” type=”l”]アルメニアを知らないのか？！　アルメニアは世界で最も古い国のひとつで、世界で最初に出来たキリスト教国だ。[/voice]

[voice icon=”https://itsok123.com/serbia/wp-content/uploads/P7180798.jpg” name=”我輩” type=”r”]えぇ～っと、良く分からんですけど。[/voice]

[voice icon=”https://itsok123.com/serbia/wp-content/uploads/548200.jpg” name=”カチョー” type=”l”]だから、アルメニアは世界で最も古い国のひとつで、世界で最初に出来たキリスト教国だと言ってるんだ。世界で最も由緒ある、クールな国だ。先月、革命が起きたばかりさ。[/voice]

[voice icon=”https://itsok123.com/serbia/wp-content/uploads/P7180798.jpg” name=”我輩” type=”r”]えぇ～っ？！　革命ですか？！[/voice]

[voice icon=”https://itsok123.com/serbia/wp-content/uploads/548200.jpg” name=”カチョー” type=”l”]そうさ。ただし、血は一滴も流れなかった。２５００人の市民がデモをやって、政権を交代させたのさ。[/voice]

レッスン後に調べてみたら、実際には２か月前の２０１８年５月のことで、
前職の２期続けた大統領が、憲法の大統領連続３選禁止の規定を潜り抜けるために
２期目の大統領在職中に、憲法を改正して、
大統領を「象徴」のような存在にして、多くの権限を首相に委譲し、
大統領２期目が終わると首相に就任したらしい。

これ、全く、ロシアのプーチンがとった方法と一緒やん。

野党指導者がこれに対抗して、デモを呼び掛けて、
首相（前大統領）を退陣させたらしい。

【モスクワ＝古川英治】旧ソ連構成国だった親ロ派の小国アルメニアで政治混乱が続いている。大統領から首相に横滑りすることで長期支配をもくろんだサルキシャン首相が大衆デモにより辞任に追い込まれ、デモを率いる野党指導者と、議会で過半数を占める与党の対立が深まっている。首都エレバンでは２日、道路や鉄道がデモ隊により封鎖され、首都機能がマヒした。 2018/5/3 5:50
日本経済新聞　電子版

前大統領、ちょっと欲が深すぎたかもしれないけど、プーチンみたいに強権で押しつぶさないところがイイね。

さて、野党指導者パシニャン（４２歳）は首相になろうとしたけど、与党（前大統領派）の反対もあって、
議会での１回目での投票では首相に成れなかった。
そこで、支持者に呼び掛けてさらにデモを行い、首都を混乱させたらしい。
【アルメニア】　野党指導者パシニャン氏の呼びかけに応じて大規模デモ、首都機能麻痺
うわぁ～、大変だね、こりゃ。
で、結局、混乱が長引くことを嫌った与党の一部が、パシニャン支持に回ったらしい。

アルメニアの議会（１０５議席）は８日、野党第２党「エルク」党首のニコル・パシニャン氏（４２）を首相に選んだ。大統領を２期１０年務めたセルジ・サルキシャン氏（６３）が憲法改正を経て首相に就任したものの、長期政権批判デモを受けて直後に辞任。混乱の長期化を嫌った与党の一部がデモを主導したパシニャン氏の選出に合意した。朝日新聞　デジタル版　モスクワ＝喜田尚　2018年5月9日16時47分

与党側も混乱を避ける選択をするなんて、なかなかイイじゃん。
たぶん、なかなか好転しないらしい経済情勢に
「やっぱりちょっとヤバいよね」
と思ったのかも知れない。

ちなみに、アルメニアの政治腐敗度指数はそんなに悪くなかった。
Wikipedia(ウィキペディア)で調べてみると
Corruption Perceptions Index（腐敗度指数）
アルメニアは、ボリビアやベトナムと並んで、世界１７６カ国中１１３位のクリーンさでした。
第１位がもっともクリーンな国で、第１７６位が最も腐敗しています。

アルメニアもベトナムも、ブログとか読むと、公務員は賄賂まみれらしいけど、
世界最下位グループの腐敗度というワケでは、なさそう。
ちなみに、クリーンさ第１位はデンマークとニュージーランドで、
日本は世界第２０位だそうです。
日本の公務員は公僕として親切だけど、
公共工事の最低制限価格が市や県や国の職員から漏れたりするもんねぇ～。

ちなみに、世界最下位、世界で最も腐敗している国は
シリア、南スーダン、ソマリアといった強豪国を抑えて、
北朝鮮らしいです。

ちなみに、我輩の大好きなセルビアは、世界第７２位のクリーンさ。

バルカン半島の他の国々は、
例えばルーマニアが５７位、
モンテネグロが６４位、
（セルビアが７２位で）
ブルガリアが７５位、
ボスニア・ヘルツェゴヴィナが８３位、
らしいです。

ちなみに、クロアチアはマレーシアと並んで、
世界第５５位のクリーンさ。

やはり、貧しい国の方が
腐敗度は大きいみたい・・・。
まず自分たちの生活を考えるのが人間の本能だもんねぇ～・・・。

せっかく、この世に生まれてきたんだから、
世界のどこで暮らす人々達も豊かで平和に暮らせるよう、
なにか、力（ちから）になりたいとは思うけれど、
なかなか実際に動き出せないのは、
我輩なりに恥ずかしいです。

アルメニアについて書いておられるブログや
不思議な、不思議な「アルメニア共和国」

前回ご紹介した
ルワンダや
ルワンダの治安は？旅行するなら知ってほしい5つの安全対策

シェラレオネで
西アフリカ旅の10の魅力とは？～私の大嫌いで大好きなアフリカ～

活躍される日本人、
それも、
本当は年齢なんて関係ないと思うけれど、
若い日本人の方々には、
本当に尊敬のまなざしを向けてしまいます。
我輩のように、
単に物価が安いからその国に行きたい、
なんて理由だけじゃなくて、
その国の人々と共に、
その国も日本も世界も豊かで平和な暮らしになるよう
活動されてます。

参ったなぁ～。

とりあえず、
ブログの名前を
「年金月額７万円で、セルビア豪遊生活！」から
「セルビア大好き」に
変えました。

それでは、また。

冒頭の写真は、ロシアの新聞社スプートニクに掲載されていたものです。
アルメニア人カチョーの顔のイラストはイラストACさんからお借りしました。

何かの参考になれば、光栄です。

みなさんにもイイ事がイッパイありますように！
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