映画で語学学習「Full Metal Jacket」1987年アメリカ映画

ベトナム映画を描いた傑作と言われる。
しかし、我輩は、どういうわけかあまりこの映画好きではなかった。
なんだか、ワザとらしい感じがしたのだ。
しかし、上映後、出演している俳優に、
本物の海兵隊員が、
「この映画が一番リアルに描いてる。」
と話しかけてきたそうだ。
メイキング　オブ　フルメタル　ジャケット↓

↑また、俳優を含め、映画関係者によると、
スタンリー・キューブリック監督は
1シーンに、平均で30数回、撮り直したそうだ。
キビシイ～！！

この映画に出てくる鬼教官のハートマン軍曹、
演じているのは、Ronald Lee Ermey（ロナルド・リー・アーメイ）氏。
海兵隊を除隊後に俳優となった。
海兵隊では、実際に教練教官も勤めている
この映画では、もともとはテクニカルアドヴァイザーとして参加していたのだが、
彼の演技指導を見たスタンリー・キューブリック監督が
彼をそのままハートマン軍曹として撮影したらしい。
Ronald Lee Ermey（ロナルド・リー・アーメイ）氏は
今年2018年4月に死去しているのだが、
どういうわけか、
先日（2018年12月）、我輩のツイッターに
「Ronald Lee Ermey（ロナルド・リー・アーメイ）氏　死去」
と言うニュースが流れてきた。
こういうのって、何かの偶然じゃなくて、
きっと何か意味のあることなのだと思うので、
この記事を書いてます。

このハートマン軍曹を見ていて思い出したのが、
高校の時の体育の先生。
山中先生と言うのだけど、
厳しいけれど、優しい先生だった。
山中先生ももう亡くなられたのだけど、
このハートマン軍曹に似てる！
山中先生とRonald Lee Ermey（ロナルド・リー・アーメイ）氏の
ご冥福を心より祈ります。
上のメイキングの動画の中で、誰かが、
Ronald Lee Ermey（ロナルド・リー・アーメイ）氏のことを
「彼は、普段は本当にいい人なんだけど、
制服を着た途端、悪魔になる」
って言ってた。
「仕事」って、そういうものかも知れない。

ちなみに、上のメイキング動画で初めて知ったんだけど、
「フルメタル　ジャケット」後半の戦闘シーンは、
イギリスのイースト・ロンドンで撮影したそうだ。
ベトナム戦争の映画をイギリスで撮るって、
これもまたスゴイね。
お金かけてるね。

スタンリー・キューブリック監督と言えば、
我輩には、
「2001: A SPACE ODYSSEY 」（2001年宇宙の旅）1968年
が浮かぶが、難解ですな。
難しいけど、50年前にこの映画を作っていたというのは、
やはり、天才と言えますね。

「フルメタル　ジャケット」、
30年前の映画だけど、今見ても、色褪（あ）せない。
内容については、賛否両論あるだろうけれど、
（我輩には、少し難解だ）
戦争に関心があるのならば、
一度は観ておくべき映画であることは
間違いない。
IMDｂ（インターネット・ムービー・データベース）の評価も
8.3/10（2018年12月5日現在）と高い。