モンテネグロのワイン

Сремски Карловциのワイン Montenegro(モンテネグロ)
Сремски Карловциのワイン

みなさん、モンテネグロと言う国をご存知でしょうか?
旧ユーゴスラビアが分裂していく中で、
最後までセルビアと一緒だった国です。
(一応、コソボも頭に浮かびますが、
セルビアは、2019年1月25日現在、コソボを独立国だと認めていません。)

モンテネグロは、2006年6月に独立宣言しました。
人口は、600,000人ほど、
大きさは、13,812㎢。長野県や福島県とほぼ同じ大きさの
小さな国です。

Montenegro
モンテネグロ

このモンテネグロに住む、農業専攻の大学生の話を聞きました。
彼女のお父さんは、
モンテネグロ最大のワイン会社
Plantaže(プランタージェ)
で働いています。

Medun – 13. Jul – Plantaže

[voice icon=”https://itsok123.com/serbia/wp-content/uploads/90f01a20ac1958f9e1396cb234c87d66-e1531233259992.jpg” name=”我輩” type=”r”]モンテネグロのワインは美味しい?[/voice]

[voice icon=”https://itsok123.com/serbia/wp-content/uploads/205937.png” name=”Milica(ミイリッツァ)” type=”l”]何言ってるの。モンテネグロのワインは最高よ。[/voice]

[voice icon=”https://itsok123.com/serbia/wp-content/uploads/90f01a20ac1958f9e1396cb234c87d66-e1531233259992.jpg” name=”我輩” type=”r”]そうなんだ。それじゃ、モンテネグロのワインを輸入して日本で売ろうと思うんだけど、力を貸してくれる?[/voice]

[voice icon=”https://itsok123.com/serbia/wp-content/uploads/205937.png” name=”Milica(ミイリッツァ)” type=”l”]それは、無理ね[/voice]

[voice icon=”https://itsok123.com/serbia/wp-content/uploads/90f01a20ac1958f9e1396cb234c87d66-e1531233259992.jpg” name=”我輩” type=”r”]えっ、どうして?[/voice]

[voice icon=”https://itsok123.com/serbia/wp-content/uploads/205937.png” name=”Milica(ミイリッツァ)” type=”l”]実は、私の友達が奨学金をもらって、名古屋大学の大学院で研究してたの。
そう言うこともあって、3年前に、父に
「モンテネグロのワインを日本に輸出してみたら?」
と聞いてみた。
父は、会社で検討してくれた。
[/voice]

[voice icon=”https://itsok123.com/serbia/wp-content/uploads/90f01a20ac1958f9e1396cb234c87d66-e1531233259992.jpg” name=”我輩” type=”r”]それで?[/voice]

[voice icon=”https://itsok123.com/serbia/wp-content/uploads/205937.png” name=”Milica(ミイリッツァ)” type=”l”]結局、日本のあまりの厳しい基準や手続きに、日本への輸出はコスト面から断念したらしいの。
日本には輸出できなかったけど、今では、父の会社は、中国を始め、アジア各地に、モンテネグロのワインを輸出してるわよ。
[/voice]

[voice icon=”https://itsok123.com/serbia/wp-content/uploads/90f01a20ac1958f9e1396cb234c87d66-e1531233259992.jpg” name=”我輩” type=”r”]なるほどなぁ~。日本の食品検査は厳しそうやもんね(苦笑)。[/voice]

[voice icon=”https://itsok123.com/serbia/wp-content/uploads/205937.png” name=”Milica(ミイリッツァ)” type=”l”]でも、それも3年前の話。今では、また事情も変わってるかもしれない。
名古屋大学で研究してた私の友達は、今、日本で働いているの。だから、父の勤める会社が日本への輸出をまた検討し始めたら、私の友達も力を貸してくれると思う。[/voice]

[voice icon=”https://itsok123.com/serbia/wp-content/uploads/90f01a20ac1958f9e1396cb234c87d66-e1531233259992.jpg” name=”我輩” type=”r”]モンテネグロのワインはまだ飲んだ事ないけど、セルビアのワインは美味しかったもんなぁ~。モンテネグロのワインが日本でも飲める日が来るのを楽しみにしてるよ。
ところで、君は、将来、どんな仕事に就きたいの?[/voice]

[voice icon=”https://itsok123.com/serbia/wp-content/uploads/205937.png” name=”Milica(ミイリッツァ)” type=”l”]モンテネグロは小さな国で、一番の産業は観光業。その次が、ワインをはじめとする農業ね。私は、大学で農業を勉強した。だから、自分で農業を始めるつもりなの。[/voice]

[voice icon=”https://itsok123.com/serbia/wp-content/uploads/90f01a20ac1958f9e1396cb234c87d66-e1531233259992.jpg” name=”我輩” type=”r”]へぇ~。具体的には?[/voice]

[voice icon=”https://itsok123.com/serbia/wp-content/uploads/205937.png” name=”Milica(ミイリッツァ)” type=”l”]ピュアで高品質な医療用の農産物を作りたいの。[/voice]

[voice icon=”https://itsok123.com/serbia/wp-content/uploads/90f01a20ac1958f9e1396cb234c87d66-e1531233259992.jpg” name=”我輩” type=”r”]分かった! マリファナ(大麻)だ![/voice]

[voice icon=”https://itsok123.com/serbia/wp-content/uploads/205937.png” name=”Milica(ミイリッツァ)” type=”l”]マリファナは、まだうちの国では、非合法ね。
私は、医療用のラベンダーや、ショウガ、ニンニクなんかを作りたいの。[/voice]

[voice icon=”https://itsok123.com/serbia/wp-content/uploads/90f01a20ac1958f9e1396cb234c87d66-e1531233259992.jpg” name=”我輩” type=”r”]医療用のラベンダーや、ショウガや、ニンニク? 
それ、どういうこと? 
普通に食べるショウガやニンニクとどう違うの?[/voice]

[voice icon=”https://itsok123.com/serbia/wp-content/uploads/205937.png” name=”Milica(ミイリッツァ)” type=”l”]作り方がもっと厳しくなるわ。たとえば、使用できる肥料もよく考えないといけない。農作物から成分を抽出して、タブレットやカプセルに凝縮するから、不純物が混じらないようにしないといけない。[/voice]

[voice icon=”https://itsok123.com/serbia/wp-content/uploads/90f01a20ac1958f9e1396cb234c87d66-e1531233259992.jpg” name=”我輩” type=”r”]なるほどなぁ~。いろいろありがとう! また、話を聞かせてくれる?[/voice]

[voice icon=”https://itsok123.com/serbia/wp-content/uploads/205937.png” name=”Milica(ミイリッツァ)” type=”l”]いいわよ。いつでも連絡してちょうだい。[/voice]

ちなみに、モンテネグロの公用語はモンテネグロ語。
我輩は天才なので、
セルビア語はもちろん、モンテネグロ語も分かるのである(笑)。

旧ユーゴスラビアが分裂した際、
ボスニア・ヘルツェゴビナはボスニア語を、
クロアチアはクロアチア語を、
セルビアはセルビア語を、
モンテネグロはモンテネグロ語を、
マケドニアはマケドニア語を、
スロべニアはスロベニア語を、
公用語としたけれども、
実は、それぞれ方言程度の違いしかない。
少なくとも、
我輩のセルビア語は
セルビア以外に
ボスニア・ヘルツェゴビナ、
クロアチア、
モンテネグロでも
使える。
スロベニアとマケドニアは
少し方言の度合いが強い。
スロベニアやマケドニアの人は我輩の言ってることを理解するであろうが、
我輩が彼らの話を理解するのは難しい。

無理矢理たとえて見れば、
日本の島々がそれぞれ独立して、
それぞれの国語を
北海道国(ほっかいどうこく)は北海道語、
本州国(ほんしゅうこく)は本州語、
四国国(しこくこく)は四国語、
九州国(きゅうしゅうこく)は九州語
と制定したようなもんで、
本州語が分かれば、
北海道語も四国語も九州語も
分かるけれど、
北海道国の北の端の言葉や、
九州国の南の島々の言葉は、
ちょっと難しい、
みたいな感じ。
(とても無理矢理なたとえです。
学問的な裏打ちは全然ありません。
我輩の全くの個人的な感覚です。)

「モンテネグロ産医療用ラベンダー、ショウガ、ニンニク
の粉末は日本で需要があるかどうか調査せよ」
と手帳に書き込む我輩であった。

セルビアのお酒
セルビアのスーパーに並ぶお酒。
1ディナール=1円でだいたい合ってます。
セルビアはお酒が安くて美味いですよ。

それでは、また。

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コメント

  1. 悠々 より:

    Keiichiさん、ドベルダン。
    医薬系の作物、面白そうですね。

    東洋の文化は難しいかもしれませんが、
    漢方とか生薬と言われるものは、案外需要があるかもですね!
    元々、ハーブの文化は根強いですし!

    僕もそんな会話出来るようになりたいなぁ!

    • Keiichi より:

      悠々さん、いつもありがとうございます。
      医療用農作物も面白そうですよ。
      あと、高い自給率を誇るイスラエルの農業も面白そうです。
      一昨日からヘブライ語を始めました。
      ただ、イスラエルは自国の農業を守るために農産物の輸入に高い関税をかけているようです。
      ちょっと残念...。
      悠々さんの行動力、見習います!
      それでは、また。

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