各地域で、その地域の人々の典型的な特徴を
言い表すジョーク(冗談)ってあるじゃないですか。
関西のおばちゃんはド厚かましいとか、
北海道の人はのんびりしすぎとか。
言い方はキツイけれど、
その言葉の裏側では、
その個性を愛しつつ、みたいな。
同じようなジョーク(冗談)が
旧ユーゴスラビア諸国にもあるみたいです。
セルビアで生まれて、ボスニアで育って、
今は、セルビアの首都ベオグラードに住んでる
女性から聞きました。
それによると、
ボスニアの人はマヌケらしいです。
あっ、これ、私が言ってるんじゃないですからね。
セルビアの人が、ボスニアの人を愛しつつ、
言ってるんです。
裏を読めば、
ボスニアの人は純朴で人を陥れたりするようなことは
考えないのでしょう。
ボスニアは、首都サラエヴォしか行ったことないけど、
これ、なんだか、分かるんだよなぁ~。
という事は、
セルビアの人は、奸計にたけてる?!
次に、
モンテネグロの人は怠け者だそうです。
これも有名なジョーク(冗談)らしいです。
ただ、モンテネグロの人々は勇猛であることも知られていて、
昔、トルコ帝国と闘っていたころには
モンテネグロの人々の好戦性というか、
支配を嫌う性格が顕著だったようです。
そのような絵画、
トルコ帝国と闘うモンテネグロ人の絵画を
美術館や博物館で見る事が出来ます。
普段は、なんだか、だらしないけれど、
やるときは、やる!
みたいなことでしょうか。
そう、我輩やあなたみたいな人のことです!
モンテネグロはまだ行ったことありません。
クロアチアほどではないにしろ、
物価がちょっと高いので
二の足を踏んでます(笑)。
次に、
クロアチアの人は何でも自分独自のモノを作りたがるそうです。
たとえば、クロアチア語。
これ、実は、セルビア語と同じ(セルビア人側からの意見です)。
でも、クロアチアの人々は、
「自分たちのしゃべってる言葉はクロアチア語であって、
セルビア語ではない。単語が全然違う。」
と主張してます。
文法はセルビア語とほとんど同じなんだけど、
単語は自分たちで作ります。
つまり、セルビア語は外来語をそのまま使いますが、
クロアチア語では外来語を出来るだけ自分たちで
表現しようとします。
有名なところでは、1月、2月、3月、~ 12月の
言い方。
セルビア語では、
Јануар, Фебруар, Март, Април, Мај, Јун,
Јул, август, септембар, октобар, новембар,
Децембар.
と言います。
これって、英語の、ひいてはラテン語系の
January, February, March, April, May, June,
July, August, September, October, November,
December.
から来ているのは明白。
ところが、クロアチア語では、
Siječanj, veljača, ožujak, travanj, svibanj, lipanj,
Srpanj, kolovoz, rujan, listopad, studeni,
Prosinac.
となります。全然違うでしょ?
自分たち独自の文化を作り、保持していこうと言う
誇り高い考え方には、ちょっと共鳴するかな。
セルビアも、もっとキリル文字を大事にすればいいのに・・・。
ちなみに、我輩、セルビア語の基本的な会話は出来ますが、
セルビア語が出来るだけで、
我輩、少なくとも、
セルビア語、クロアチア語、ボスニア語、マケドニア語、モンテネグロ語
の5カ国語が分かると主張する事、可能です。
我輩って、もしかして、Polyglot(多言語話者)?(笑)
それぞれ、方言としての個性があるので、
日本の標準語を学んだ外人さんが、
「私は、標準語、関西弁、九州弁、東北弁、北海道弁が分かる」
と主張するようなもんです。
相手の言ってることを正確に聞き取るのは難しいでしょうが、
意思の疎通は出来ると思います。
セルビア(人口705万人)、クロアチア(420万人)、ボスニア(350万人)、
マケドニア(208万人)、モンテネグロ(62万人)
の5カ国語をしゃべれたら、少なくとも合計で1745万人の人々と会話できる。
でも、実は関西弁(関西圏の人口 2270万人)話者の方が多い!
それでも、セルビア語の勉強を続けるのは
やはり、セルビアが好きだから。
100人当たりの銃の個数が
アメリカに次いで世界第2位なのに、
深夜2時頃、
大都会の中心部で、
半分酔っぱらいながら、
外国人(我輩のこと)が、
一人で宿に向かって歩いていても、
全然危険を感じない国なんて、
面白すぎません?
しかも物価は、モノにもよるでしょうけれどフィリピンよりも安いらしい!
あと、やっぱり、我輩は、
セルビアやバルカン半島の「人」が好きだなぁ~。
数字上、彼らは経済的に貧しいです。
日本でクリーニングスタッフ(掃除のおじさん、おばさん)をする方が
平均的なセルビアの家庭の
たぶん3~4倍は給料がイイんじゃないかな。
でも、セルビアの人々は、少なくとも我輩の数倍豊かな生活を送ってます。
ドナウ川沿いに建てた手作りの別荘で、釣り三昧、トマト作り三昧、
友達とパーティー三昧の生活って、スゴクないですか?
話しが、ずいぶん、それました。
旧ユーゴスラビア各国の人々の悪口(笑)の話でしたね。
セルビアの首都ベオグラードに住む女性から聞いたので、
セルビア人がなんて言われてるかは分かりませんでしたが、
セルビア南部の人はケチだそうです。
私が言ってるんじゃないですよ。
ベオグラードの人が言ってるんですよ(笑)。
でも、これ、分かるわぁ~・・・。
我輩、セルビア北部のヴォイヴォディナ州に行った時に
とても驚いたことのひとつに、
全てのお店でちゃんとお釣りをくれること!!
これが、セルビア南部では、
お釣りをもらえない事の方が多い!
それでも、我輩はセルビア南部の埃(ほこり)っぽい感じが
大好き。
セルビア北部は、なんて言うか、我輩には、
ちょっと洗練され過ぎてるんだよなぁ~(笑)
セルビア北部とセルビア南部では、
走ってる車が違うもん。
北部はベンツはもちろん、BMWやフィアット、ルノーと言った
有名どころの新しい車が走ってる。
南部は、旧ユーゴスラビアの国産車ユーゴがボロボロながらも元気に走ってるし、
簡単な荷台を括り付けた馬も、そんなにたくさんじゃないけど、普通に走ってます。
セルビア南部、我輩は大好きです。
でも、頼むから、お釣り返してください!(笑)
「おつりちょうだい!」
それでは、また。
何かのお役に立てれば、光栄です。
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コメント
現地ならではの面白い情報ですね!
妙に納得できました!
また次の記事を楽しみにしておりますー♪
悠々さん、
いつもありがとうございます!
これからもどうぞよろしくお願いいたします!