映画「A prayer before Dawn」2017年 アメリカ

A prayer before dawn 映画
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麻薬におぼれたボクサーが
タイで麻薬と盗品所持の罪で捕まり、
悪名高い刑務所に入れられる。
その刑務所でのサバイバル記。
実在の人物の、実際の経験を書いた本を元に
作られた作品。

映画ではないが、
日本人がアメリカの重罪刑務所でサバイバルするだけでなく
自らの派閥を作り、「ゴッドファーザー」と呼ばれるまでになったノンフィクション
アメリカ重犯罪刑務所―麻薬王になった日本人の獄中記(著者 丸山隆三氏)や、
同じくアメリカの刑務所に入れられた日本のヤクザが、
サバイバルの過程で、
チカーノと言われるヒスパニック系アメリカ人グループの一員となり、
熱い友情を築いたノンフィクションアメリカ極悪刑務所を生き抜いた日本人(著者 KEI氏)
という本もある。

2冊とも、グイグイ引き込まれて読んだ。
やはり、極限状態の中、生き残るだけでなく
トップに登りつめたり、
尊敬されたりするほどの人物の話は、
勉強になります。

丸山隆三氏は、
上記のアメリカ重犯罪刑務所―麻薬王になった日本人の獄中記の他にも
何冊か本を出されている。
逮捕されるまでは、ハリウッドに豪邸を建てて、
ファーストクラスで日米を行き来するような日々の中、
遊ぶ女性には不自由しないはずなのに、
マリーンと言う一人の女性に愛情を注ぐなど、
氏の生き方から教えられる事は多い。

KEI氏は、テレビに出るなど、
更に積極的にメディアに出てるし、
自らYouTubeで発信されたりしてるので
ご存知の方も多いと思う。


KEI氏の現在は、育児放棄された子供たちや、刑務所の中で悩む人たちを
支援する活動を行っておられるとのこと。
自らの体験を見事に活用されている。

話しがそれた。
この映画「A prayer before Dawn」は、
タイの刑務所が舞台だが、
ここの環境もスゴイ。
アメリカの1人部屋、2人部屋、4人部屋、
あるいは、
日本の7人部屋とか言うレベルではなくて
40人?ぐらいの大部屋。
就寝時には、隣の人と肌が触れ合って寝ている。
う~ん、スゴ過ぎ...。

主人公のビリーは薬物中毒で、
金が無いのにモルヒネだがコカインだかを
借金して吸っている。
はっきり言って、どうしようもない。
でも、ビリーには、ボクシング(ムエタイ。タイ式ボクシング)が
あった。
ネタバレになるので、ストーリーについては
紹介しないが、
我輩がこのタイの刑務所で生き残っていけるかと言うと、
今の我輩のままでは難しい。
この映画の邦題は
「暁に祈れ」。

暁に祈れ

たしか、旧日本軍が敗戦後抑留されたモンゴルのウランバートル収容所で
「暁に祈る」
と言う私刑があったと思う。

「暁に祈る」事件 - Wikipedia

これも結局、収容所の中で生き残れるかどうかと言うことにつながるのだが、
我輩には、シベリア抑留やモンゴルでの抑留は、
おそらくタイの刑務所よりも厳しい。
我輩は、台湾原住民と日本人とのクオーターであり、
暑さには意外と平気である。
日本では、クーラーをつけるのは
来客時だけである。
東欧の国セルビアでも、外気温35度~40度とかでも、
喜んで散歩に出かけるし、
クーラーなしで快適にセルビアの夏を過ごせる。

しかし、寒さには、我輩はまだまだ弱い。
なかなか零下まで下がらない日本の冬ですら
(あっ、我輩の住む地域の事ね)
どうしても石油ストーブをつけてしまう。
セルビアでは、冬は零下20度くらいになるらしい。
気温1~2度で寒いと言ったら、笑われた。
ともかく、我輩は寒さにはまだまだ弱い。
小さい頃は、しもやけに泣いた。
本当に痛くて、
ただ泣いていた。
寒い地域での極限状態では
生き残れる自信が、
今は無い。
こういう映画や本を我輩が好むのは、
極限状態で人はどんな能力を獲得するのか、
ということに直結するから。
「火事場の馬鹿力」とか、
「女は弱し、されど、母は強し」等、
極限状態に置かれると、人間は自分の今まで知らなかった能力を発揮する。
「フランスで麻薬がらみで逮捕された日本のヤクザが
刑務所にいる間にフランス語が出来るようになった」
と言う話を聞いたことがある。
刑務所の中では、相当神経を使うだろうから、
ある意味、極限状態なわけで、
誰に教わるでもなく、生き残るために
フランス語を習得したのだと思う。

この映画「A prayer before Dawn」、
原作となった本の著者も出てくる。
おっと、これ以上は、言えねぇや(笑)

自分の生き様を模索するための
一つの材料を示してくれる映画ではある。
我輩は好きだな、この映画。

読んでくださり、ありがとうございます。

何かの参考になれば嬉しいです。

みなさんにもイイ事がイッパイありますように!
\(^∇^)/シャ~ッ(祈)!♪
(祈りの力は実はスゴイ!)

肉体は滅びても、魂は永遠の存在。
また、次の世へ進んで行く。

問題は、何故、今のこの世に生まれてきたのか?
おそらく、何か、この世で、我輩が為さねばならぬ宿題があるはず。
その宿題をきちんとやり遂げたい。
その宿題をやり終えた時、あの世からのお迎えが来るはず。

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