「何が幸せか分からんで。お金があっても、いい大学出てても、幸せとは限らん。」

生き方
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先日、先々日と、
観光学(tourism)を専攻している、あるいは、専攻した学生さん(大学生、大学院生)の先生(DMM英会話)にセルビア語を教わりました。
観光学を専攻した場合、インターンシップとして、5スターホテル(ファイブスター。五つ星)での実地研修が1か月~3か月くらいあるようです。
この実地研修で、自分は、ホテルに合ってるのか、旅行代理店などの方が合ってるのか、決めるみたいです。

さて、最初の学生さんは、
「ホテルは絶対嫌(いや)!」
と言うてはりました。
何故かと聞くと、
「みんな、フェイク・スマイル(偽物の笑顔)ばかりだから!」
だそうです。
ま、そうやろね(笑)。
お客さんに対するフェイク・スマイル(偽物の笑顔)はしょうがないとしても、
同僚に対してもフェイク・スマイル(偽物の笑顔)だらけなんだって(笑)。
同僚と一緒の時はフェイク・スマイル(偽物の笑顔)で、あとで、上司にその同僚の悪口を言うんだって(笑)。
ま、世の中、そんなもんですよね。
まだ20代で、世間ズレしてないピュアな学生さんの感性が、ある意味、眩(まぶ)しいですな。
この学生さんを含むインターンシップ参加者に対しては、ホテルで働く誰もが親切だったそうです。そりゃ、インターンシップ参加者はライバルにならんし、みんな無警戒やろね。

我輩、行政書士やら、電気工事士やら、ボイラー技士やら、介護の何とか言う資格やら、生きるために取りました。
その中で、介護の実地研修の際、ある有料老人ホームで研修しました。入浴の介助をしたり、お話の相手をしたり、トイレの介助をしたり、勉強させて頂きました。入居者の方々の経歴を見ると、この施設がかなり入居費用が高いことが分かりました。でもね、私が研修したフロアは、もうかなり認知症が進んでおられたり、かなり体が弱ってる方が入ってました…。
実地研修最初の頃は、理想的な介護状態を見せてくれました。
でも、そのうち、我輩が人畜無害であると分かると、入居者の方が動けないようにするんですね…。
管理しやすいように、個室から出して、食事をしたりするオープンスペースに入居者を誘導して、そこに座らせるんです。そして、勝手に立ったり、動き回らないように、机を絶妙な感じで置くんです。入居者は、認知症が進んでいて、体力も落ちているから、そこから動くことができないんです。法律上(笑)は、このような処置は禁止されてます…。
介護施設で働くほう、管理するほうからしたら、仕方ないのかも知れません…。
セルビア人先生の実地研修のお話を聞いていて、ふと、そんなことを思い出しました。

その学生さん、お母さんがロシア人だそうで、セルビア語はもちろん、英語とロシア語にも堪能なので、旅行業界では、仕事はすぐに見つかるでしょう。割と勝気な女性で、ハンガリーに旅行した際、ツーリストセンターの女性が英語を話せないことに腹を立てて、口論したそうです(笑)。
「だって、ツーリストセンターって、世界中の人が聞きに来る場所じゃないですか! ツーリストセンタの職員が英語を話せないなんて、どういうこと?!」
いや、おっしゃる通りです(笑)。
そのみずみずしい感性を大事にしてほしい、と世間の垢(あか)にまみれたおじさんは思うのでした(笑)。
旅行代理店の仕事に就きたいと言ってました。

次の学生さんは、スペインのホテルに就職して、定年までそのまま働いて、その後、スペインで自分のホテルを開きたい、と言ってました。
この学生さんも、先の学生さんと同じように、五つ星ホテルで研修しています。
たしか、ベオグラードのハイアット・リージェンシー・ホテルだったかな?

この学生さんに、
「前の先生は、ホテル業界はフェイク・スマイル(偽物の笑顔)だらけだ、って言ってたよ?」
と聞いてみたら、
「その通りよ」
と言ってました(笑)
割とおとなしい感じの女性で、「世間なんてそんなものよ」と順応していくタイプかな?
この先生、ギリシャのリゾートホテル(五つ星)でも研修を積んだそうです。
ここ↓

最低4泊以上の滞在が必要なホテルで、1週間で40万円以上の宿泊料金だそうです。高っ!(笑)
いや、そりゃ、もちろん、もっと高いホテルはたくさんあるけど、この先生自身は、夏休みに、セルビアからギリシャへ、バスで移動して、宿を借りて、10日間で150ユーロ(約1万8千円! 10日間ですよ!)というバケーションを楽しんでるのです。
DMM英会話の先生は、学生さんに限らず、夏休みに10日間ギリシャの海岸へ行って、移動費と宿代で100ユーロから150ユーロ(1万2千円から1万8千円!)、っていう人、多いです。DMM英会話のセルビア人先生方からすると、セルビアの労働条件はまだまだ遅れてるそうです。ドイツでは、1か月の夏季休暇が当たり前だそうな…。これは、我輩が、マレーシアで出会った、ドイツで生まれ育って、スイスでマッサージ師として働いている青年から聞いた話と合致します。
我が日本の労働条件は...(笑)。

このギリシャのリゾートホテルは、ギリシャの歌手や映画スターなんかが良く泊まりに来るそうです。
でも、最初だけ家族で来て、あとはティーンエージャー(10代)の子供だけをこのリゾートホテルに置いて、親は仕事(?)に出かけるそうです。
1か月ほどの間、子供だけがホテルに預けられるのだそうな。
そりゃ、コンシェルジェもいるし、安全なことは間違いないけれど、
子供たちは、みんな、孤独なんですって。
その子供たちの相手をしてげるのも、インターンシップに行ってる間の仕事なんだって。
世界は広いなぁ~。
我輩の前の職場の副主任様のお言葉。
「何が幸せか分からんで。お金があっても、いい大学出てても、幸せとは限らん。」
いや、まさに、その通りです。
我輩、まだまだ、修行を積まなければなりませぬ。
現状に甘んじることなく、前に進みます!

読んでくださり、ありがとうございます。
みなさんにもイイ事がイッパイありますように!
\(^∇^)/シャ~ッ(祈)!♪
(祈りの力は実はスゴイ!)

肉体は滅びても、魂は永遠の存在。
我輩、あの世の存在を信じておるので、死ぬことは怖くない。
野垂れ死にも、また一興。
天国は良いところだろうし、地獄に行くことになっても、まぁ、仕方ないし、何とかなるだろう。
問題は、何故、今のこの世に生まれてきたのか?
おそらく、何か、この世で、我輩が為さねばならぬ宿題があるはず。
その宿題をきちんとやり遂げたい。
その宿題をやり終えた時、あの世からのお迎えが来るはず。

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