昨日、メールで連絡が入った。
中学高校で同級生だったT本が亡くなった。
脳梗塞で5年間入院闘病し、
昨日の朝、
亡くなったとのこと。
私も、3か月前(2020年8月末)、
脳梗塞で救急車で運ばれて入院した。
私は、幸いにも、1週間で退院できた。
T本と私とで、
運命的に、どう違っていたのか、
私には分からない。
T本と私は、
1学年120名ほどの学校で
中学高校の6年間、
共に学んだ。
私には、T本との思い出は、
二つしかない。
一つは、この中学に入るための入学試験の
体育の実技の時。
何かのボール競技だったような気がするが、
順番に競技を終えた後、次にどこへ行くのか
分からずに戸惑っていたT本に
「○○番、こっちだよ」
と私が声をかけた。
当時は、もちろん、お互いに名前も知らず、
ゼッケンにつけられた番号を呼んだ。
二つ目は、
高校1年生の頃だったか、
全日本女子バレーボールが強くて、人気で、
大阪市の体育館に全日本選手権か何かで
女子バレーボールの試合があった。
その試合をT本が観に行くと知って、
「広瀬美代子の写真撮ってきて」
とお願いした。
広瀬美代子氏はその時の日本代表選手である。
T本は、広瀬美代子氏のコート上の
プレー写真を撮ってきて
譲ってくれた。
今、私が持っているT本との
思い出は上の二つだけだ。
1学年120名(3クラス)しかなくて、
6年間も一緒に学ぶのだから、
顔も知ってるし、会えば挨拶もするけれど、
どういうわけか、
T本と一緒に何かしたというような記憶はない。
T本は、私から見たとき、寡黙な青年だった。
高校を卒業後、
再びT本のことを思い出すきっかけとなったのは、
高校を卒業して40年近く経った、
ここ2~3年のことである。
中学高校の同級生で作るメーリングリストから
「T本が入院している。意識はあるが、意思の疎通は難しい。」
との記事が流れてきた。
多くの同級生が見舞いに行き、
医師である者はご家族を励まし、
エンジニアである者はタブレットで、
視点だけで意思の疎通が図れるような装置を提案していた。
お母さまと奥様が懸命に看病されているとのことだった。
どんな事情で入院したのか、当時の私には分からなかったが、
同級生たちが見舞いに行き、
お母さまと奥様が懸命に看病されていることに、
少しT本がうらやましかった。
昨日のメール(メールリスト)で
彼が入院していたのは脳梗塞が原因だと知った。
私が脳梗塞で入院した際、
当初、トイレに行くのも許されぬ絶対安静に、
オマルを使うのが恥ずかしくて、
トイレに行かせてくれるよう懇願する私に、
これまた、どうぞベッドから動かないでと
看護師さんから懇願された。
今から思えば、
どうやって看護師さんの目を盗んで
同じ室内にあるトイレに行ってやろうかと
考えていた、あの当時の私は、
愚かとしか言えない。
この世を去った方々は、
この世の者が彼らを思い出すと
喜ぶ、嬉しいと聞く。
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いま、まさに、
T本のお葬式が執り行われている時間である。
T本との思い出は二つしかないけれど、
それが嫌な思い出ではなくて、
どこか懐かしい思い出であることは
私も嬉しい。
T本君、
あの世で会ったら、
脳梗塞談義でもしようではないか。
中田久美と広瀬美代子の
どちらが可愛いかでも良い。
(中田久美氏も広瀬美代子氏も
バレーボール女子全日本代表メンバーであり、
当時、日本中で人気だった)
私には、すでにあと二人、
同級生があの世にいる。
T本を含め、O田に、Y子さん。
私が、そちらに行った際、
「よぉ~、どうだった、お前の人生は?」
と聞かれても、
今の私では、
「いやぁ、どうもパッとしなくてさ。」
と頭を掻き掻き答えるしかない。
人様を喜ばせたことよりも、
人様を悲しませたり、
ガッカリさせたことの方が多い...。
まだ、私が生かされているということは、
まだ何かを為すチャンスがあるのでしょう。
T本、O田、Y子さんの冥福を祈りつつ、
自分の生き方も顧みます。
T本君、お疲れさまでした。
どうぞゆっくり休んでください。
また再会したときは、
どうぞよろしく!
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読んでくださり、ありがとうございます。
何かの参考になれば嬉しいです。
みなさんにもイイ事がイッパイありますように!
\(^∇^)/シャ~ッ(祈)!♪
(祈りの力は実はスゴイ!)
肉体は滅びても、魂は永遠の存在。
また、次の世へ進んで行く。
問題は、何故、今のこの世に生まれてきたのか?
おそらく、何か、この世で、我輩が為さねばならぬ宿題があるはず。
その宿題をきちんとやり遂げたい。
その宿題をやり終えた時、あの世からのお迎えが来るはず。
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