我輩には、大学1年生の7月から
10年ほど付き合った彼女が居た。
彼女は、どういうわけか、大学の授業に出られなくなっていた。
彼女の心の弱さが原因だと思った我輩は、
彼女を励まし続けた。
彼女の心の「弱さ」と言ったが、
彼女の心は「純粋」だった。
言いようによっては、
「弱さ」とか「甘え」とか言われるのかも知れないが、
彼女には「ズルさ」とか「邪悪さ」とか言うものが
微塵(みじん)もなかった。
彼女の心をいろいろなものが壊していったのかも知れなかったが、
どんな状況でも乗り越えられる強さを持ってほしかった。
我輩は4年で大学を卒業し、遠くに就職した。
彼女は、休学したり、復学したりを繰り返し、
結局大学を退学した。
我輩が彼女の父親と電話でけんかして以来、
彼女とは会わなくなった。
何も言わずに横に居てやればよかったのかも知れない。
大学在学中に彼女は精神科に入院した。
もちろん、我輩は何度も見舞いに行った。
彼女は、心の病以外は、身体には何の故障もなかったと思う。
心の病には、憑依(ひょうい)が関係していると言う人も居る。
そうかも知れない。
我輩には、4歳年上の従弟がいた。
身体の大きな、それでいて心の優しい兄さんだった。
従弟の兄さんも、20代後半頃からだろうか、
家から出られなくなった。
お盆だったか、正月だったか、
親戚の集まりで、
その兄さんが
「宇宙人が話しかけてくる」
「頭の中で声がする」
と、叔父に話していたのを
我輩は横で聞いていた。
兄さんは精神科にも入院したが
完全には回復しなかったようだ。
兄さんは、
おそらく自分で自分を責め過ぎたのだろう、
ある夜、腹痛を訴え、病院に行き、
そこで大量出血し、
そのまま意識を失った。
意識が戻らないまま、長く入院していた。
一度お見舞いに行ったが、
そこで見た兄さんは、
とても小さくなっていた。
意識が戻らないまま、亡くなった。
まだ30代だったと思う。
心の病の原因に、
少なくとも原因の一つに、
本当に憑依が関係しているのかも知れない。
憑依されるのは、心がとても優しい人のような気がする。
心が優しいのはとても優れた資質ではあるけれど、
強くないと生きていけない。
自分で自分を責めるのは、心の優しい人にありがちだ。
そこに、スキができる。
その時、霊が憑依するのかも知れない。
憑依されて、心の病にかかり、
そのまま亡くなってしまった人は、
きっと、あの世で
「チョット優しすぎたかなぁ~。お父さん、お母さん、ゴメンナサイ。」
なんて、また、あの世で謝ってるかもしれない。
いずれ、あの世で、お父さん、お母さんとも再会するのだから、
この世での出来事は、どんな苦労も、あとになって振り返ってみて、
笑い話で語り合えるような心の強さを持っていたい。
そのために、我輩なりに考えた方法は、
1、まず、絶対的に心を積極的に持つこと。
これは、中村天風先生から学んだ。
自分を絶対に信じるためには、自分で恥ずかしいとか、やましいとか、
思うことを絶対やっちゃいけない。
自分に理があると思うのならば、絶対に自分を責めちゃいけない。
もしも父さんや母さんに申し訳ないと思うのならば、
せめて、父さんや母さんに感謝するほうに心を持っていきたい。
2、次に、もしも、憑依しようとするような霊と対峙(たいじ)した場合。
心を強く持って、追い払うのも良いが、
そうすれば、その霊は、また別の人に憑依するかもしれない。
そもそも、霊がこの世をウロウロしていることが不幸だ。
話を聞いてあげて
「あなたの悔しい気持ちも分かる。
しかし、もう終わったことだ。
あなたに起こったことはおかしいし、不公平なことはその通りだが、
もう全部許して天国に行ったほうが、あなたの為にも良い。
無責任なことを言ってるように聞こえるだろうが、
あなたのご先祖様も、あなたが天国に来ることを待っておられる」
と、成仏するよう導いてあげれば最高だ。
その時、決して自分一人でやろうとせず、
自分のご先祖様や、自分を護ってくれている神様にそばに居てもらうように
する事。
自分のご先祖様や守護神に祈っていれば、心にスキは出来ない。
同時に、ご先祖様や守護神の声に耳を傾けることを忘れてはならない。
読んでくださり、ありがとうございます。
何かの参考になれば嬉しいです。
みなさんにもイイ事がイッパイありますように!
\(^∇^)/シャ~ッ(祈)!♪
(祈りの力は実はスゴイ!)
肉体は滅びても、魂は永遠の存在。
また、次の世へ進んで行く。
問題は、何故、今のこの世に生まれてきたのか?
おそらく、何か、この世で、我輩が為さねばならぬ宿題があるはず。
その宿題をきちんとやり遂げたい。
その宿題をやり終えた時、あの世からのお迎えが来るはず。
ブログ村に参加しました。
↓ポチッと押していただければ、嬉しいです!
ありがとうございます!
コメント