2003年のイラク戦争開始の為、
当時のブッシュ政権は
イラクが大量破壊兵器を保有していると主張していたが、
実は、保有していなかったことが
今では明らかになっている。
開戦前よりCIAは、
イラクが大量破壊兵器を保有している可能性は低い、
と見ていたが、
チェイニー副大統領を始めとする開戦強硬派に
CIAからの情報は握りつぶされた。
その一連の経緯を描いた、
事実に基づくドキュメンタリー映画である。
アメリカでは、
CIAにしろ、FBIにしろ、
政府機関は強力な権限を持っている。
ホワイトハウスは、
もちろんもっとも強力な権限を持っている。
そのホワイトハウスを批判する映画がつくられる
アメリカには
民主主義に対する信頼が
まだあるようだ。
悪者にされた外交官や、
CIA職員はもちろん気の毒だが、
アメリカを信じて協力したイラク人家族が
犠牲になったのは
悲しい。
映画の中で、
主人公のCIAエージェントが
「I gave my words!」
(私は、彼らに約束したの!)
と叫んで、
作戦の続行を懇願したにもかかわらず、
救出作戦は打ち切られ、
イラク人家族は見殺しにされた。
このような描写ができるハリウッド映画は
やはり懐が大きいと言えるだろう。
自国アメリカを批判するこの映画は、
IMDb(インターネット・ムービー・データベース)
の評価も
6.8/10(2019年7月15日現在)
とそんなに高くない。
けれど、我輩的には、
見ごたえのある映画であった。
アメリカの良心が
うかがえる。
ポピュリズムに堕落したようにも思える
今の民主主義。
民主主義への信頼が揺らいでいる
今の我輩に、
まだ民主主義も捨てたものではない、
と思わせてくれた。
おススメの映画です。
それでは、また。
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