英題は「The Makavejev Case or Trial in a Movie Theater」。
監督は
「Пилећи избори」2005年
「Хитна помоћ」2009年
「Енклава」2015年
のГоран Радовановић(Goran Radovanović)氏。
1971年の旧ユーゴスラビア映画
「 W.R. – Misterije organizma 」
( W.R.: Mysteries of the Organism )
についての当時の劇場(Нови Сад)での
公開(?)討論を伝えている。
我輩には、この映画
「Slucaj Makavejev ili Proces u bioskopskoj sali」
(The Makavejev Case or Trial in a Movie Theater)
が、
フィクションなのか、真実なのか、
すら分からぬ。
「Slucaj Makavejev ili Proces u bioskopskoj sali」
(The Makavejev Case or Trial in a Movie Theater)
の中で伝えられる
「 W.R. – Misterije organizma 」
( W.R.: Mysteries of the Organism )
という映画は、
当時のスターリンや毛沢東を称える
ニュース映像の間に
ペニスの張りぼてが映るし、
SEXの本番行為は映るし、
我輩には、
なかなか難しい映画である。
表現の自由と、政治との関係を
訴えていることは
分かる。
スターリンがソビエト連邦の成立を宣言する場面、
毛沢東が何万もの紅衛兵を天安門広場で謁見する場面、
等が何度も出てくるが、
スターリン主義や文化大革命を批判しているのかどうかも
我輩には分からなかった。
スターリンや、毛沢東はもちろん、
旧ユーゴスラビアを建国した
チトーも何度も出てくる。
そしてその間に、
ポルノ映画のような
SEXシーンが
入るのである。
もし、この
「Slucaj Makavejev ili Proces u bioskopskoj sali」
( 「The Makavejev Case or Trial in a Movie Theater」 )
が真実を伝えるドキュメンタリーだとしたら、
当時のユーゴスラビアは
なんと自由な”共産主義”か、
と驚きを隠せない。
当時のユーゴスラビアは
社会主義国家でありながら、
独自路線を歩んでいたと理解する。
さらに、歴史的に、
セルビアは、文化を大切にする国家であった。
映画は、
「 W.R. – Misterije organizma 」
( W.R.: Mysteries of the Organism )
のシーンを挟みながら、
人々がこの映画を許すべきか、禁止すべきかを
討論している状況を
伝えている。
結局、
「 W.R. – Misterije organizma 」
( W.R.: Mysteries of the Organism )
は、当時の共産党政府により、
上映を禁止されてしまった(らしい)。
文化と政治を論じる、
いかにもセルビアらしい映画である。
世界は広い。
芸術は深い。
この世界、
我輩には、
まだまだ知らないことばかりである。
だから、生きるのをやめられない\(^o^)/
それでは、また。
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